今回の章段は長いですな。今日を含めてあと最低
3週は同じテーマで続けてくつもりですが。
さて。今日も今日とて先週からの引き続き
「メインデスク」以外の「テレビ見ながら環境」「文机兼物置での
環境」の分析に参りますよ。
先週は2環境でのキーボードについて…それぞれの
状況でどうしてあの2枚のキーボードを使ってるか
特性をお話しました。と来れば今度はマウスの版です。
これはちょっと時間かけて行きたいので片方ずつ
行きますが。
今日は「テレビ見ながら」環境の方です。
…何じゃこりゃ、と驚愕された方もいらっしゃるかと
思います。トラックボールというアイテムを、名前すら
知らなかった方も決して珍しくないかと。
…アップで見てみれば仕組みが分る、なんてことのない
道具なのですが。マウスの類の道具で…ただ、マウスは
底面を擦って、その移動をセンサーで読み取りカーソルの
動作に反映させる道具ですが、このトラックボールは上を
向いてるボールを指で転がし、それをカーソルの動きに
反映させる種類のものです。
…まぁ珍しい道具です。マニアックアイテムです。
見たことない、と思うのは当然で。何かで見たのですが
このトラックボールのユーザーは、全PCユーザーの
1%程度だと…どっかで見たような気がします。えぇ。
残念ながらほぼ無根拠ですが。
確かに普及率でいえばマウスの方が上。
すなわち汎用性において劣る、という原理的な
欠点があります。えぇ。ちょっと考えてみて下さい
マウスしか使ったことのない方。ちょっとPC借りるわ
とマウスの代わりにこれがあって。迷いなく操作
できますかね? 他にも…マイナーな道具なので
バリエーションが少ない、マウスの同等性能を持つ商品に比べて高い
等々…スケールメリットがないというだけで既に相当なハンデを
背負った道具ではあります。
しかし。状況が合いさえすればとんでもなく便利に
動いてくれる道具であるのですよ。
有名なところだと建築家の方ですかね。
トラックボールユーザーが圧倒的に多い、と伺います。
CADだとかの操作性がマウスでやるより段チだとか…
またもすんません私がCADなるものの概要を心得ない
もので。建築関係…だから3Dグラフィックなんかを
いじるんですかね? それで、視点の角度を感覚的に
代えるのにやり易い、とか…
また腱鞘炎持ちの方にもいい、と聞きます。
私は違いますが…実際触って見て確かに
フィット感が高い。手の平にかかる負担は少ない
と申し上げることができましょう。
ちょっと上を見て頂いて…逆に考えて
「PCを他人に触らせたくない人」にもいいですね。
例えば2台のPCが隣り合ってあり。片方には
マウス、片方にはトラックボールが接続されてます。
さてどちらに手を伸ばす確率が高いか…?
そうして。底を擦らない特性上一旦置いた
場所から動かない、ということも挙げられます。
すなわち省スペース。狭い場所でも自由に
動かせます。
等々。色々マウスにはない魅力のある道具ではありますが。
私がトラックボールを選んでる理由は。
…コレ。このマウスを置く位置です。塩ビ板を机の上に
渡して…とっさに郵便物なんかを挟めるようにして
いるのですが。この上でマウスを動かすと
カーソルの飛びが多発するのですよ。
…色々なセンサーを試しました。当ブログでも
度々登場してますが。オプティカルやレーザー等
一般的なセンサーはもちろんのこと、マイクロソフトの
ブルートラック、最悪ガラスの上まで読めるロジクールの
ダークフィールド、それら悉く敗北しています。
場所の特性上…マウスパッドを敷くのは本末転倒と
いうもの。何せ目標は「メインデスクに劣らぬ快適な操作が
できる環境を、いきなりマウスとキーボードを引っ掴んで持って来る
だけで実現する」ですから。いちいちマウスパッドのことなぞ
気にしてたら達成したとは言えません。
そこでトラックボールが正解となりました。何せこいつは
そもそも机の上を読んでない、読んでるのは上向いてる
ボールですから。ボールが汚れればそういうこともあるのかも
知れませんが、そもそも机が原因でのカーソル飛びなぞ
起こりようがないのです。
よって。この環境でベストなのはやっぱりトラックボールなんだなぁと
いうところに落ち着きまして。
…と。トラックボールの魅力をたっぷり語り尽くしましたが。
まだ終りません。何せ特殊なアイテムなので。もうちょい
色々語ってみるべき部分があると申しますか。
来週もちょい引っ張って見ます。