前々回の更新で紹介しましたコードレスデスクトップEX-100の導入
並びに前回の更新にて紹介しましたノートPC用下駄の導入で
大分快適な環境となりまして。
実際この状態で1ヶ月ぐらい使ってました。そうこうしてる内に
PCがどうしても必要な状態…忙しい間が過ぎまして。
初めの最悪の環境から、色々やって随分改善したものです。
結構快適に使えるようになったものの、以前のデスクトップPCと比べて
性能面はともかくとしてマウス、キーボードの操作性は
まだまだ、といったところで。
マウスに関しては…前使ってたのが2ボタン1ホイールでただ楕円形
してただけのもの、有線タイプですから。むしろ現在のものは
掴み易い形になり線が消えた分アップグレードされているといえるかと。
ただどうにも…更に上があるような気がして来まして。人間の欲望と
いうのは底知れぬものです。
一方キーボードは…EX-100のキーボードにははっきりと
文句があります。すなわちキーが柔らか過ぎること。
以上を改善するために。また新しい道具を導入しました。その結果がコレ。
キーボードはサンワサプライ SKB-MK1BK、
マウスはロジクール MX-620です。
共に5千円近くしたものです…出費金額はマウス、キーボード
合わせて2千円で済んでたEX-100から比べて出費は一気に
上がりましたが、それ相応、というよりお値段以上の効果が
はっきりと得られた大変よい道具です。
実際この2年弱でマウスは15個近く、キーボードも
5、6枚は試したつもりですが未だコストパフォーマンスまで
含めてこれを上回るものには出会ったことがなく。
メインキーボードは今このSKB-MK1BKを使ってますし
マウスも…書きながら環境で使ってます。
何故MX-620をメインマウスとして使わないのか
というのはまた別の話…
と。大仰な出だしで始めましたが。何が言いたいのかと
いうと1つ1つの道具を丁寧に説明して行きたいので
今回はマウスとキーボード、2回に分けて説明して
行きますよ、という言い訳で…今週、次週に続けてお付き合い
頂ければと。まずはキーボード SKB-MK1BKから行きます。
さて。先程ちらっと触れたEX-100のキーの柔らかさ。
この性質が一体どんな弊害を及ぼしたのかを以下にて。
押した感じが弱くタイピングしてる感じがしない…
という気分的な問題だけならばいいのですが
打ってて疲れる…と感じてまして。
多分しっかり押した手応えがないから余計に
力が入ってるんでしょうなぁ。それに
キーの反発が弱いため早打ちには不向きな部分が
確かにあり…例えば「頭」=「atama」等と打ってる時に
1回目の「a」をタイプして「t」を打った後に二回目の「a」を
打つまでにキーが完全には戻り切らず
しっかり打てない、ってことが結構あったのですよ。
まぁ上記の問題は相当量を打つ人じゃないと起こらない現象だとは
思うのですが。Wordで常日頃何万字とタイピングしている
私にはほとんど致命傷でして。
この感じ、どうにかならんもんか…という思いのもと
色々調べた結果突き当たった解決策となる単語。
それがメカニカルキーボードというもので。
…何やら中二病の臭いがプンプンする単語ですが
決して当ブログがここから妙に剣だの魔法だのドラゴンだのが
出る創作物を乗っけるブログへと方向転換する訳ではないので
ご安心を。
EX-100…も含めた現在のキーボード、キーの代表的な規格が
メンブレン(キーボード)と言います。メンブレンとは何ぞや。
別に専門用語でも何でもありません。普通に英単語です。
「膜」です「膜」。要はキーの下には膜が入っててその凹みを
センサーで感知、読み取ってるのですな。
対してメカニカルキーボードは…これも英単語通りに見て
頂きたいのですが機械です。キー1個1個の下にスイッチが
入ってるのですな。
双方特徴を申し上げますと。メンブレンは多少の個体差があるものの
総じてキーが柔らかいものが多い、ということ。あと安い。定価5千円以下程度の
ものは大概このメンブレンです。対して価格的にそこから上になって来ると
このメカニカルと、もう1つパンタグラフ、という規格が出て来ます。
メカニカルの特徴がキーの硬さ、打鍵感の明確さです。
なおパンタグラフについては…これも後日の更新で細かく解説しますが
ちらっとだけ言いますとキーの柔らかさを維持したまま打鍵感をはっきりと
させているもの、といった感じでしょうかね。
実際これに切り替えてからというもの。Wordでのタイピングはかなり早く、正確に
なりました。初めのノート据え付けのキーボードお使ってた頃の2倍は確実に出てる
ぐらいで。ミスタイプがなくなった、というのは有線モデルであることも
あるのでしょうけども…メカニカル自体が古い規格で無線モデルってのを
ほとんど見ないのですわ。なので特定の1か所で使う、という方でないと
少々辛いかも…重量もかなりありますので。
なお。私としては満足なのですが。明確な弱点が1点あることに触れて
置かねばなりますまい。すなわち。
(参考までに同じものをEX-100でも…)
音がかなり立つのですわ…
ただし。この2つの動画を見比べて頂いただけでも
キー反発の強さ、打鍵感のよさはお分かり頂けるかと
思うんですよね。よく見るとEX-100の方は押された
キーが持ち上がるのが若干遅い、というのがちゃんと
この動画でも出てますし。この若干の遅れが、高速で
タイピングしてると結構邪魔になるんですよ。その点
SKB-MK1BKならば無問題。
なお、このSKB-MK1BKとの出会いは一目惚れのような
ものでして…ヨドバシアキバの売り場(あの30mぐらいずっと
キーボードが並べてある棚です)にあるキーボードを全て
目をつぶった状態で触って行ったところ、もうこれしかない
ってぐらいの手応えがあったものを発見したのですわ。
メカニカルキーボードの中でも最も硬い、打鍵感が明確なものに
属するかと。そのため決して万人向けの道具ではありません。
しかし状況が合うならば、大変高いパフォーマンスを
発揮してくれます。相性の問題もありますから是非一度
店頭で触ってみることをお勧めします。
今打ってるキーボードが柔らかいな、と感じる方。
メカニカルキーボード、という単語を覚えていて
損はありませんぜ。