いきなりですが前回のおさらいから…えぇ。何しろ
前回と今回はM-570 特集ですからね。
…こいつの特徴として前回は下記3点を上げました。
1 ワイヤレス
2 親指タイプ
3 多ボタン(計5ボタン)
そして内1を重点的に見て行きましたが。今日は2、3を
一気に行きますよ、と。
2の親指タイプの利点に関して言えば。もうご覧になって頂ければ
分るかと思いますが。
ご覧の通り、親指で玉を動かすこと以外は完全にマウスと
同じなんですよ。右クリック、左クリック、ホイール…と。デザイン上
サイドボタンは妙な位置にありますが。元々親指なんてマウスを
操作する上で遊んでる部分ですし…要はマウスユーザーが
トラックボール入門に使うのに極めて適した形であると
言えましょう。
…じゃあ親指で操作しないタイプって。具体的に
どんな形してるのか、と申しますと。
…こんなもんどうやって使うんだ、って感じですよね。
慣れた後ならともかく初っ端からこいつぁキツい。
そうして3。5ボタンタイプ。これは価格の特性を見てみたい。
前々回の更新でトラックボールは一旦置いた場所から
動かさなくていい、ということは紹介しましたが。
そのためワイヤレスマウスと同格、と考えましょう。
…左から単純なワイヤレスタイプ、ホイール横スライドで実質
5ボタン使えるタイプ、サイドボタンで5ボタンあるタイプ
そしてM570です。
…まずお断りして置きたいのは、M570は計5ボタンですが
ホイール横スライドはついてない。つまりボタン数だけ見れば
一つ左、ではなく2つ左、と同じ性能なのですな。まぁ無理矢理
ホイールをスライドさせねばならなくはない分操作性は上には
なるのですが。
これも繰り返し申し上げましたが、トラックボールはそれであると
いうだけでマウスよりは高価でして。それでもまぁ千円少々高い
だけだし…とお考えの方。その考え方は正しい。このM570、
かなりトラックボールとしては安い方に属します。この一品が
大分トラックボールをお求め易くした、という部分もあるというか。
…や、だってね。これをご覧頂きたいのですが。
ちっと前まで 同じメーカーから出てましたTrackman Wheel
という奴です。最近姿を消したこともあり…形状から見て
M570が後継機、ということになるのでしょうが。
ご覧の通り有線、更にサイドボタンがない。
2ボタン1ホイールのシンプルタイプ。
つまり比較する対象は一番左なんですよ。
千円以上高くて、普通のマウスと同じことしか
できない…かなり脱力しますよね…?
…これがM570と同じ価格してた、って言ったら
信じます? 買います? トラックボールが欲しいと
思ってても…普通に一つ左、M510を買う、というのが
正解に思えますよね?
という訳で。従来の商品から随分コストパフォーマンスが高く
なってるのですよこのM570は。そういう意味から考えても
「初めてのトラックボール」として最適な一品かと。
…ね? なかなか見所あるもんでしょ? トラックボール…
マウス一辺倒だった、という方。このM570で一度
試して見るのもよろしいかと…