今回と次回はM-570特集です。えぇ。今私が使ってる奴。
決して適当でこれを使ってる訳ではなく。確かにこれで
なければならない理由がいくつかあるので…その理由を
例示してみようかと。
再度お目にかけます私の玉M-570。
実はかなりの人気がある商品でして。
一時期店頭はどこ行っても売切れ、という状態が
続いた傑作でありますが。
大きな特徴を書き出しますと。
1 ワイヤレス
2 親指タイプ
3 多ボタン(計5ボタン)
…てところですかね重要なのは。以下に一つ一つ解説して
行きますと。
まず1。ワイヤレスであることの利点をば。
前回の更新でもお話したかと思うのですが
トラックボールはその構造上、一旦設置した
ところから動かすことがないという道具です。
…すなわち。カーソルを動かす上でケーブルが
机の上できしんで嫌な感覚を受けることはない。
賢明な読者様は薄々勘付いていらっしゃるかと思われますが
ならワイヤレスである意味は薄いんじゃないか?
別にケーブル抜き差しぐらいそう手間にゃならんし…
…と。そういう考え方に至る方もいらっしゃるかと思うのですよ。
おぉっと。その判断は早計というものですぜ。
トラックボールがワイヤレスになることでいくつか
生まれる独特の利点があります。もちろん
ワイヤレスマウスにもない利点もいくつかあります。
まず第一に。当たり前ですがケーブルを抜き差ししなくても
いい利点。そらマウスでも同じじゃないか。そう思われる方も
いらっしゃるかと思われます。しかしながら。この1枚をご覧になって
頂きたく。
…ね? デカいんですよ、トラックボールって。
左からワイヤレスマウスとして小さいM215、大きい
MX-620と並べてみましたが、まぁ大きいこと。
こういうデカいものを持って、しかも抜き差ししなきゃ
ならないって結構わずらわしいですぜ。一応
有線タイプも持ってて経験あるから言いますが…
そうして。PC本体から離して操作できるというのも
なかなか。「おいおいマウスなんてPC本体から離して
使わないだろが」と思われる方。マウスの場合はそうでしょうな。
トラックボールの場合は、その状況が有り得るのですよ。
例えば、机が極端に狭い時。それこそマウスを乗せる
スペースすらない時。えぇ。最悪膝の上でいいんです。
最低限トラックボールの筐体が乗るスペースがあれば
操作可能なのですよ。何せデスクの上を読んでないですから。
もう一つ例を挙げますと。こんな状況。
…無精なもので。まだプリンタは有線接続してまして。
近くに平らなスペースがないのでこの、およそ腰の高さに
あるプリンタ機の上面にノートPCを配置、印刷してるのですが。
まずこれをタッチパッドでやる場合…もうこれは写真撮るまでも
なくやり辛いです。パッドが小さいものを、更に顔から遠い位置で
操作してるため、正確な操作が難しい。
次に。これをマウスでやる場合。
…まぁ、ポインタを操作し易くはなったんですよ。
しかし。顔から相当離れてますので。これもなかなか
正確に操作してるかというとイマイチ自信がない。
その点このM-570ならば。
…勝手に「かめはめ波スタイル」と命名して
おりますが。ご覧の通り胸の高さで操作できる。
この安心感はなかなか得られませんぜ。
…あと余談ですが。この時期特有、と申しますか。
コタツの中にトラックボールごと手を突っ込んで
PCを操作してる人もいるらしいです。我が家には
コタツがありませんし、玉が埃で汚れそうなので私は
やりませんが…
そして…これはワイヤレスであることの利点とは
ちと遠くなるのですが。携帯用マウスとしても
このM-570が優秀になって来るのですよ。
これも前回の更新を思い返して頂きたいのですが。
もちろん環境にもよりますがマイクロソフトのブルートラック
ロジクールのダークフィールド等々…どんなに優秀な
センサーを搭載したマウスであってもカーソル飛びが
起こるようなゴッツい平面、ってのは存在します。
その点トラックボールを携帯する、って発想からすれば
別にどんなところに置こうと置いたところを読んでないから
気にしなくてもいいのですが…先程ご覧頂いたように
トラックボールはサイズがデカい、携帯に適さない性質の
ものです。この上有線、だったらもう持ち運ぶ、っていう
発想は捨てなければならないレベルだと思うのですが…
無線ならばどうにか、このサイズでも持ち運ぼうかな、と
いう気持ちになれるかも、ってところかと。いかなる状態でも
カーソル飛びを許さない、という方なら多少のかさばりを
我慢してこいつを携帯する、という選択も十分アリではないかと。
…本当は当初、これ1回で済ますつもりだったのですが…
長くなりましたので特徴2、3は次回に…